ヘルスケアアプリのデータから集計、ダイエット中のチーズの消費動向

チーズはさまざまな料理に応用できる人気の食材です。一方で、カロリーが高く「食べると太る」と言われてきました。しかし、チーズはダイエット中に不足しがちなたんぱく質やカルシウム、脂肪や糖質の代謝を促進してくれるビタミンA・ビタミンB2が多く含まれていることから、近年では「ダイエットに適した食材」であると言われています。

とは言え、食べ過ぎてしまうとカロリーや塩分などが摂取過多になってしまうのも事実。ヘルスケアアプリ「カロミル」のユーザーはチーズをどのように摂取しているのか調べてみました。
利用データ:カロミル食生活実態調査 2018年

■人気のチーズはどれ? チーズの登録数ランキング

まずはカロミルユーザーの登録データから年間「チーズおよびチーズメニュー」登録数ランキングTOP30を見てみましょう。
今回の調査では、食材としての「チーズ」も、メニュー名に「チーズ」が含まれている家庭料理も、市販品や外食店の商品も集計しました。また、「明治 北海道十勝スライスチーズ」のようにメーカー名やブランド名を指定して登録されているデータについては、同じような内容のデータ(例:「スライスチーズ」)とは分けて集計しております。

表1.カロミルユーザー「チーズ」が含まれるデータ登録数ランキングTOP30

順位 店舗名+メニュー名 登録数 登録ユーザ数
1 食材 スライスチーズ 35,817 8,289
2 食材 ピザ用チーズ 22,464 5,750
3 食材 プロセスチーズ 20,327 5,329
4 一般料理 カマンベールチーズ 10,025 2,972
5 一般料理 チーズトースト 9,278 3,318
6 雪印メグミルク さけるチーズ プレーン 8,825 3,251
7 一般料理 クリームチーズ10g 7,478 2,480
8 雪印メグミルク 6Pチーズ 7,141 1,956
9 食材 カッテージチーズ 100g値 6,906 1,196
10 QBB ベビーチーズ(カマンベール入) 6,419 2,002
11 QBBベビーチーズ 鉄分 6,377 1,336
12 雪印メグミルク ベビーチーズ 5,609 1,787
13 一般料理 ベイクトチーズケーキ 5,381 3,200
14 一般料理 チーズパン 4,894 2,776
15 一般料理 チーズオムレツ 4,670 2,196
16 キリ kiri チーズプレーン1個 4,502 1,070
17 食材 モッツァレラチーズ 4,247 1,784
18 ローソン ブランパン チーズとハムのロール 4,185 1,723
19 QBB ベビーチーズ アーモンド (1個あたり) 3,833 871
20 一般料理 チーズハンバーグ 3,223 2,260
21 一般料理 チーズダッカルビ 2,989 2,114
22 ローソン ブランパンチーズ(2個入り) 2,612 997
23 一般料理 粉チーズ 2,562 959
24 一般料理 チーズかまぼこ 2,342 1,061
25 マクドナルド ダブルチーズバーガー 2,263 1,465
26 QBB ベビーチーズ(プレーン)4個(60g) 2,214 614
27 ローソン ブランのチーズ蒸しケーキ~北海道クリームチーズ~ 2,004 894
28 一般料理 スフレチーズケーキ 1,953 1,377
29 Q.B.Bベビーチーズ クリームチーズ入り(一個) 1,931 606
30 森永乳業 クラフト 切れてるチーズ (1枚8.2kcal) 1,891 336

※2018カロミル食生活実態調査データ チーズ摂取状況篇

 

1位は「スライスチーズ」。 ボリュームも手ごろで、そのままでも食べられる手軽なスライスチーズでした。

2位は「ピザ用チーズ」、3位は「プロセスチーズ」と続きます。
ピザ用チーズはトースターやオーブンで加熱する料理にかけて広く使われていますね。家庭料理では頻繁に使われていることがうかがえます。

3位の「プロセスチーズ」は単独の食材名称ではなく加工されたチーズの総称です。
ナチュラルチーズを粉砕→加熱溶融→乳化という工程を経たものです。ナチュラルチーズ中の乳酸菌や酵素などの微生物はこの時点で死滅しており、品質を一定に保ちやすく保存性に優れています。「スライスチーズ」や「ベビーチーズ」「6Pチーズ」「切れてるチーズ」などは同じ工程で作られており、これらは全て「プロセスチーズ」と呼ばれているため、3位の詳細は様々なチーズの混在したデータであると思われます。

ここまで見ると上位は食材としての「チーズ」が占めていることがわかります。
そこで、もう少しデータを細かく分析してみましょう。

表2.「食材としてのチーズ」が含まれるデータ登録数ランキングTOP15

順位 店舗名+メニュー名 登録数 登録ユーザ数
1  スライスチーズ 35,817 8,289
2  ピザ用チーズ 22,464 5,750
3  プロセスチーズ 20,327 5,329
4  カマンベールチーズ 10,025 2,972
5  クリームチーズ 7,478 2,480
6  カッテージチーズ 6,906 1,196
7  モッツァレラチーズ 4,247 1,784
8  粉チーズ 2,562 959
9  チーズかまぼこ 2,342 1,061
10  チーズちくわ 1,637 874
11  スモークチーズ 1,318 407
12  チーズたら 1,111 594
13  ベビーチーズ 977 191
14  チーズ チェダー 973 456
15  チーズ ゴーダ 682 257

※2018カロミル食生活実態調査データ チーズ摂取状況篇

表2.では「食材としてのチーズ」に特化して登録数TOP15を集計しました。
上位3品は表1.と同様です。

このランキングからは、それほどコントロールしている訳ではなさそうに見えます。濃厚な味わいで人気の「カマンベールチーズ」やお菓子にも使われる「クリームチーズ」が4位・5位と続いています。

集計前には、低カロリー&低脂肪の「カッテージチーズ」がもっと上位に来ると予想していたのですが6位ですね。

9位からは、おつまみや間食などに人気の「チーズかまぼこ」「チーズちくわ」「スモークチーズ」「チーズたら」・・・と続きました。

14位・15位で「チェダーチーズ」「ゴーダチーズ」といった家庭料理をさらに美味しくしてくれるナチュラルチーズがランクインしていることから、カロミルユーザーはバリエーション豊かなチーズを上手に日常にとり入れているようですね。

表3.「チーズ」が含まれる一般メニューデータ登録数ランキングTOP15

順位 店舗名+メニュー名 登録数 登録ユーザ数
1  チーズトースト 9,278 3,318
2  ベイクトチーズケーキ 5,381 3,200
3  チーズオムレツ 4,670 2,196
4  チーズハンバーグ 3,223 2,260
5  チーズダッカルビ 2,989 2,114
6  スフレチーズケーキ 1,953 1,377
7  ささみのチーズフライ 1,594 1,027
8  レアチーズケーキ 1,446 1,038
9  厚揚げチーズ焼 1,114 559
10  じゃがいものチーズ焼き 1,056 733
11  レアチーズケーキ 945 697
12  ささみチーズカツ(冷凍) 860 478
13  ホットサンド(ハム&チーズ) 828 494
14  ハムチーズトースト 781 418
15  モッツァレラチーズとトマトのパスタ 778 618

※2018カロミル食生活実態調査データ チーズ摂取状況篇

表3.では一般メニューで「チーズ」という言葉が含まれているデータの登録数ランキングTOP15です。

1位は「チーズトースト」でした。単なるトーストではなく、たんぱく質をプラスしようとしているカロミルユーザーの意識が垣間見えますが、1位とは予想していませんでした。

2位は「ベイクドチーズケーキ」、3位は「チーズオムレツ」、4位は「チーズハンバーグ」、5位は「チーズダッカルビ」と続いており、これまでのデータと同様に、意外とカロリーを気にするというよりは、濃厚で重めのチーズメニューを好んで食べている傾向が見受けられます。

7位に「ささみのチーズフライ」、12位に「ささみチーズカツ(冷凍)」がランクインしており、“鶏ささみ”と“チーズ”の組み合わせは人気があるようですね。淡泊な味わいの鶏ささみに濃厚なチーズが絶妙なハーモニーなのでしょう。カロミルユーザーでは「焼く」メニューが上位なのではないかと想像していましたが、フライやカツが上位に来ていました。

淡泊な食材と濃厚なチーズの組み合わせ、という視点では、9位の「厚揚げチーズ焼き」や10位の「じゃがいものチーズ焼き」、15位の「モッツアレラチーズとトマトのパスタ」なども同様かもしれません。

 

■外食・市販品で人気のブランドは? 1位は老舗の雪印製品

表4.カロミルユーザーの外食店・市販品でのチーズメニュー登録数ランキングTOP30

順位 店舗名+メニュー名 登録数 登録ユーザ数
1 雪印メグミルク さけるチーズ プレーン 8,825 3,251
2 雪印メグミルク 6Pチーズ 7,141 1,956
3 QBB ベビーチーズ(カマンベール入) 6,419 2,002
4 QBBベビーチーズ 鉄分 6,377 1,336
5 雪印メグミルク ベビーチーズ 5,609 1,787
6 キリ kiri チーズプレーン 4,502 1,070
7 ローソン ブランパン チーズとハムのロール 4,185 1,723
8 QBB ベビーチーズ アーモンド (1個あたり) 3,833 871
9 ローソン ブランパンチーズ(2個入り) 2,612 997
10 マクドナルド ダブルチーズバーガー 2,263 1,465
11 QBB ベビーチーズ(プレーン) 2,214 614
12 ローソン ブランのチーズ蒸しケーキ~北海道クリームチーズ~ 2,004 894
13 Q.B.Bベビーチーズ クリームチーズ入り(一個) 1,931 606
14 森永乳業 クラフト 切れてるチーズ  1,891 336
15 くら寿司 チーズケーキ 1,669 1,167
16 伊藤ハム キリクリームチーズ(ブロックタイプ) 1,462 540
17 ローソン からあげクン 北海道チーズ  5個 1,347 854
18 明治 北海道十勝スライスチーズ (1枚18g) 1,340 507
19 大塚製薬 カロリーメイトブロック チーズ味(2本入り) 1,292 534
20 アサヒグループ食品 クリーム玄米ブラン クリームチーズ 1,290 616
21 雪印メグミルク 北海道100 カッテージチーズ 1,245 270
22 雪印メグミルク 北海道100 さけるチーズ スモーク味 1,240 595
23 明治 北海道十勝カマンベールチーズ (1包装 100g) 1,100 439
24 森永乳業 切れてるモッツァレラチーズ 1,017 338
25 セブンイレブン ブリトー ハム&チーズ 1,000 598
26 マクドナルド チーズバーガー 997 709
27 ローソン ポークウインナーとチーズのロール 985 393
28 雪印メグミルク カマンベール入りベビーチーズ 967 389
29 山崎製パン ヤマザキパン 北海道チーズ蒸しケーキ 908 636
30 雪印メグミルク 毎日骨太ベビーチーズ (1個12g当たり) 903 271

※2018カロミル食生活実態調査データ チーズ摂取状況篇

表4.は、コンビニエンスストア・外食店・市販品のデータによるチーズメニュー登録数TOP30です。

1位は「雪印メグミルク さけるチーズプレーン」でした。

冒頭にも記載しましたが、今回の集計では「明治 北海道十勝スライスチーズ」のようにメーカー名やブランド名を指定して登録されているデータについては、同じような内容のデータ(例:「スライスチーズ」)とは分けて集計しています。したがって汎用性の高い製品についてはメーカーなどを指定せずに登録することが多いため、表4.でメーカーやブランドを敢えて指定してデータ登録しているランキングはある意味でユーザーのブランドロイヤルティが見える貴重なデータと言えるでしょう。

それにしても1位が「さけるチーズ」になるとは全く予想外でした。どこかのブランドの「スライスチーズ」が1位になると予想していたというのが正直なところです。
実際は、TOP30の中で「スライスチーズ」でメーカーやブランドを指定した商品がランクインするのは18位の「明治 北海道十勝スライスチーズ」のみです。
それだけ「スライスチーズ」の購入には“その時の価格”や“購入店での陳列状況”などに影響されるところが多いと考えられ、ブランドへのこだわりはそれほど強くないことがわかりました。

2位以下の上位ランクを占めていたのは、「6Pチーズ」「ベビーチーズ」で30位中10品でした。
「QBB」と「雪印メグミルク」の2大ブランドが強さを見せています。各社それぞれにバリエーション豊かな商品ラインナップで、日常のちょっとした「おやつ」「おつまみ」として生活サイクルに根付いている様子が見えてきます。

コンビニエンスストアでは「ローソン」の商品が5品ランクインしており、そのうち3品はパンでした。「ハム」や「ソーセージ」と組み合わせたもので、1品で食事としての完成度が高い商品が人気のようです。
「セブンイレブン」で唯一25位にランクインした「ブリトー」も「ハムチーズ」の組み合わせです。

異彩を放つのは15位の「くら寿司 チーズケーキ」です。
くら寿司には豊富なデザートメニューがありますが、中でも「チーズケーキ」は大人から人気が高いようでインターネットで利用者の感想を調べてみたところ、1個100円というお手軽価格に加えて、カロリー控えめ(1個あたり84kcal*)で後味もすっきりと仕上げているところが評価されています。健康意識の高いカロミルユーザーにも受け入れられているのではないでしょうか。
*・・・くら寿司ホームページより

 

まとめ

今回は「チーズ」について調査しました。食材としても、メニューの一部としても幅広く利用されている「チーズ」ですが、カロミルユーザーについては、「さまざまなチーズを日常的に上手くとり入れている」「チーズを楽しむと決めたときには濃厚なチーズメニューもしっかり楽しんでいる」等、いくつかの傾向が見えてきました。

ダイエットにも効果的な食材であるという考え方はあるものの、チーズを食べれば痩せるといった単純な話ではありません。チーズの種類やそれぞれの特徴を知って適切な量を食事にとり入れることが重要なポイントになりそうです。ダイエットに対するチーズのポジションが今後どのように変化していくのか、ダイエッターがどのように対応していくのか、も継続して追ってみたいと考えます。
どうぞご期待ください。

データの算出方法

AIが食事を数値化する栄養管理・ダイエットアプリ「カロミル」のデータを元に算出しました。

※このデータは同一人物の複数回数入力を含みます。

カロミルは、カロリーのみでなく、糖質やたんぱく質の管理ができるようになっていますので、ロカボ・ダイエットや糖質制限にもご活用いただいています。

また、塩分や食物繊維の計算・記録もできますので、ダイエットのみならず、栄養バランス管理で健康管理にお役立ていただいています。