ダイエッターの食生活を探るシリーズ⑦ ~ファストフード系外食店の利用実態【その他の店編】

前回はカロミルユーザーの「ファストフード系外食」利用実態【牛丼/どんぶり店編】として、店舗ごとの利用状況を調査しました。

ここまで「ハンバーガー」「ラーメン」「そばうどん」「牛丼」と、4つのカテゴリーでファストフード系外食店の利用実態を分析してきましたが、今回は番外編としてそうしたカテゴリーには分類できない店舗のデータに注目してみました。ダイエットや美容・健康への意識の高いカロミルユーザーがその他のファストフード系外食店をどのように利用しているのか見てみましょう。

利用データ:カロミル食生活実態調査 2018年

■カロミルユーザーの「ファストフード系外食」その他のカテゴリーの利用実態

今回の集計のなかで「ハンバーガー」「ラーメン」「そばうどん」「牛丼」に分類できなかった店舗がいくつかありました。そのなかで今回注目したのは、
・ミスタードーナツ
・くら寿司
・スープストックトーキョー
の3店です。

表1.ファストフード系外食その他のカテゴリー 登録数合計ランキング

店舗名 登録数
ミスタードーナツ 18,042
くら寿司 13,012
スープストックトーキョー 5,631

2018カロミル食生活実態調査データ ファストフード系外食メニュー摂取状況篇
※各店の登録数データは、ファストフード系外食TOP1000のうち、それぞれの店舗メニューによる食事記録登録数の年間合計です

「ミスタードーナツ」の登録数はこれまで集計してきたファストフード系外食店のなかでは「餃子の王将」(15,806)「モスバーガー」(14,456)「サブウェイ」(14,414)よりも多く、カロミルユーザーにも頻度高く利用されていることがわかります。

「くら寿司」も上記の店舗には届かないもののポピュラーに利用されているようですね。
「スープストックトーキョー」については「なか卯」(5,583)とほぼ同程度の登録数でした。

各店の店舗数を見てみましょう。

◆全国店舗数
・ミスタードーナツ                1,005店舗
・くら寿司                 :    432店舗
・スープストックトーキョー         58店舗(+系列店11店舗)

※各社のホームページ記載内容より(最終アクセス2020.3.30
※「くら寿司」は日本国内の店舗数のみを記載(会社概要記載の店舗数は201810月末現在の数値)
※現在の店舗数とは異なる場合があります

「ミスタードーナツ」1000店を超えており、「ハンバーガー/サンドイッチ店」のデータと比較すると、「マクドナルド」(2,909)「モスバーガー」(1,293)「ケンタッキーフライドチキン」(1,132)に次ぐ店舗数です。

しかも展開エリアには偏りがなく全国にまんべんなく展開しており、広く愛されているファストフード店のひとつと言えますね。


「くら寿司」は、本部が大阪のため大阪府に最も多く存在しますが北海道・福島県を除く都道府県に展開されています。他のファストフード店では、「日高屋」(400)「はなまるうどん」(495)と同程度です。

「スープストックトーキョー」58店舗と他店に比べるとまだまだ少数ですが、全国の主要都市への展開が進んでいます。とは言え、圧倒的に関東地方とくに東京都市部、そして駅構内や駅ビル内への展開が特徴的です。店舗数から考えると、カロミルユーザーの登録数は非常に多いと言えるでしょう。

 

■店舗ごとのメニュー登録数ランキング

表1.店舗別メニュー登録数ランキングTOP10 【ミスタードーナツ】

順位 店舗名+メニュー名 登録数 登録ユーザ数
1 ミスタードーナツ ポン・デ・リング 2,577 1,812
2 ミスタードーナツ オールドファッション 2,246 1,513
3 ミスタードーナツ エンゼルクリーム 1,285 919
4 ミスタードーナツ チョコファッション 1,041 762
5 ミスタードーナツ エンゼルフレンチ 920 729
6 ミスタードーナツ フレンチクルーラー 790 600
7 ミスタードーナツ ハニーディップ 706 567
8 ミスタードーナツ ダブルチョコレート 602 497
9 ミスタードーナツ ポン・デ・黒糖 412 363
10 ミスタードーナツ ゴールデンチョコレート 393 328

※2018カロミル食生活実態調査データ ファストフード系外食メニュー摂取状況篇

1位は「ポン・デ・リング」でした。2位はほぼ同数で「オールドファッション」、3位は「エンゼルクリーム」、4位は「チョコファッション」と続いています。

東京バーゲンマニア編集部の2019.12.26付Web記事(ライブドアニュース配信)に「ミスタードーナツ人気メニューランキング」が掲載されていましたので比較してみましょう。

表2.ミスタードーナツの人気メニューランキングTOP10

順位 メニュー
1位 ポン・デ・リング
2位 エンゼルクリーム
3位 エンゼルフレンチ
4位 チョコファッション
5位 オールドファッション
6位 フレンチクルーラー
7位 ゴールデンチョコレート
8位 ポン・デ・ストロベリー
9位 ポン・デ・黒糖
10位 ハニーディップ

※東京バーゲンマニア編集部2019.12.26Web記事より(ライブドアニュース配信)
※ダスキン広報担当に取材、2019.1月~11月末の販売個数に基づいてランキングされたデータ

表2.のデータと比較すると、順位は上下するもののランクインしているメニューは10品中9品が重複していることがわかります。ということは、ここでも「ガッツリ食べるお店に行ったら、カロリーなどは気にせず食べたいものをしっかり食べる」というカロミルユーザーに見受けられる傾向が出現したと言えるでしょう。

これまでの調査から、外食する際にはまずは利用する店舗をしっかり選んでいるカロミルユーザーですが、食べたいものを我慢しすぎてストレスを溜めないようにしているのでしょうか。時には食べたいものをしっかり食べてメリハリをつけることが、継続的な食生活コントロールを成功させている秘訣なのかもしれません。

表3.店舗別メニュー登録数ランキングTOP10 【くら寿司】

順位 店舗名+メニュー名 登録数 登録ユーザ数
1 くら寿司 サーモン  2,180 1,391
2 くら寿司 とろサーモン 1,776 1,176
3 くら寿司 チーズケーキ 1,669 1,167
4 くら寿司 ブロッコリーサラダのブロッコリーだけ 812 486
5 くら寿司 京わらび餅 657 495
6 くら寿司 熟成マグロ  570 423
7 くら寿司 えびアボカド 538 397
8 くら寿司 茶碗蒸し 484 359
9 くら寿司 えんがわ 343 266
10 くら寿司 シャリ野菜 えびマヨ手巻き 317 243

2018カロミル食生活実態調査データ ファストフード系外食メニュー摂取状況篇

次は「くら寿司」です。

1位・2位は「サーモン」「とろサーモン」と、サーモンのワンツーフィニッシュでした。その他の寿司メニューは6位「熟成マグロ」、7位「えびアボカド」、9位「えんがわ」10「シャリ野菜えびマヨ手巻き」の6品がランクインしています。

 

「シャリ野菜」はシリーズとなっており、特徴は「シャリ」(酢飯)のかわりに「酢漬けの大根」が握られているメニューです。糖質を気にする方にヒットしており、今回もさすがカロミルユーザーにも認知されているようですね。

他にも「シャリプチシリーズ」という「シャリ」(酢飯)を少なめに握ったメニューもあり、「くら寿司」が多様なニーズに応えるようとしていることが伝わってきます。

また、ランキングとしては下位でしたが「ラーメン麺抜き」というシリーズで、「濃厚味噌」「醤油」「胡麻香る担々麺」「とんこつ醤油」もランクインしていました。「ラーメン麺抜き」という意味がわからず検索してみたところ、麺のかわりにキャベツや人参、もやしなどの野菜がたっぷり入っていて食べごたえもあるようです。これもまたカロリーや糖質を気にしている人にヒットしているメニューとのこと。濃厚なスープでもしつこさを感じさせずアッサリいただけるので、汁物がわりにオーダーするケースも増えているようです。

「くら寿司」の商品展開には常に利用側のニーズへの対応努力と斬新なアイデアが感じられますね。

そして、3位は「チーズケーキ」、4位は「ブロッコリーサラダのブロッコリーだけ」、5位「京わらび餅」、8位「茶碗蒸し」と、そこだけ見ると寿司店とは思えないラインナップですが、どれも「くら寿司」の人気メニューです。

「チーズケーキ」についてはカロミル食生活実態調査の別記事「ダイエットの新常識「チーズは太りにくい?!」 ~ダイエッターのチーズ摂取事情」でも触れていますのでご参照ください。

 

「ブロッコリーサラダ」はくら寿司ユーザーの中でも熱烈なファンが多いようで、SNSには「ブロッコリーサラダ」への愛がつまった呟きが数多く見受けられました。そしてカロミルユーザーは「ブロッコリーだけ」というところがさすがですね。特製ドレッシングがたっぷりかかっている上に、エビマヨも載っているメニューなので、ブロッコリーだけを食べるようにしているのですね。

回転ずし店は複数名で入っても、個別に食べたいものを選んで、食べたい量を食べられるところが最大のメリットです。カロミルユーザーは豊富なメニューの中から、低糖質・高タンパク質・野菜たっぷり・・・など自分に必要なメニューをしっかり選んでいるようです。

表4.店舗別メニュー登録数ランキングTOP10 【スープストックトーキョー】

順位 店舗名+メニュー名 登録数 登録ユーザ数
1 スープストック 8種の野菜と鶏肉のスープ 1,315 709
2 スープストック 北海道産かぼちゃのスープ 529 367
3 スープストック 東京参鶏湯 495 352
4 スープストック オマール海老のビスク 364 281
5 スープストック ユッケジャン 341 263
6 スープストック 生姜入り7種の野菜の和風スープ 314 240
7 スープストック タイ風グリーンカレースープ 309 214
8 スープストック 野菜と鶏肉のトマトシチュー 292 202
9 スープストック 東京ボルシチ 248 192
10 スープストック 酸辣湯 134 102

2018カロミル食生活実態調査データ ファストフード系外食メニュー摂取状況篇

次は「スープストックトーキョー」です。

季節によって入れ替わるメニューもあり、バリエーション豊富な品揃えが印象的なお店ですが、1位はダントツで「8種の野菜と鶏肉のスープ」でした。とにかく野菜がたっぷり入ったクリアタイプのスープであり、温サラダのような感覚でいただけるのと、鶏肉でしっかりタンパク質を摂取できるバランスの良さが人気なのではないでしょうか。

とは言え、2位には「かぼちゃのスープ」、4位は「オマール海老のビスク」とクリーム系のスープも上位にランクインしています。

こちらも一般的なデータと比較してみましょう。

◆スープストックトーキョー人気メニューランキングTOP3
1位 オマール海老のビスク :19.7%
位 東京ボルシチ         :14.1%
位 バターチキンカレー  :   9.0%

Web記事「hintos2017.6.16付 より
※クレディセゾン実施アンケート「スープストックトーキョーで好きなスープはなんですか?」

こうしてみると、一般的なランキングでは濃厚なメニューが上位にあがっていると感じます。また3位は「バターチキンカレー」ですが、カロミルユーザーのランキングにはカレーメニューは1品もあがっていませんでした。傾向としては「野菜がたっぷり入っている」メニューが多数ランクインしている印象です。

「スープストックトーキョー」はサイズも選べるので、小さいサイズで2種類にしたり、大きいサイズをたっぷり楽しんだりできます。その時の空腹具合や気分に合わせて調節できるところはカロミルユーザーが好みそうなスタイルですね。

まとめ

今回で「ファストフード系外食」シリーズは終了となりますが、いかがでしたか。

調査分析していて、想像とは異なる意外な結果や傾向に出会えて非常に楽しく集計しておりました。また、一般的なデータと比較してみることで、カロミルユーザーが重視していることが見えてきて新たな気づきを得る良い機会になったと感じております。

「中食」「外食」の実態についてはまだまだ深掘りできるデータが多数あります。これからも引き続きいろいろな切り口で調査をしてまいります。どうぞご期待ください。

データの算出方法

AIが食事を数値化する栄養管理・ダイエットアプリ「カロミル」のデータを元に算出しました。

※このデータは同一人物の複数回数入力を含みます。

カロミルは、カロリーのみでなく、糖質やたんぱく質の管理ができるようになっていますので、ロカボ・ダイエットや糖質制限にもご活用いただいています。

また、塩分や食物繊維の計算・記録もできますので、ダイエットのみならず、栄養バランス管理で健康管理にお役立ていただいています。

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