ダイエッターの食生活を探るシリーズ⑤ ~ファストフード系外食店の利用実態【そば/うどん店編】

前回はカロミルユーザーの「ファストフード系外食」利用実態【ラーメン/中華料理店編】として、店舗ごとの利用状況を調査しました。
今回も、ダイエットや美容・健康への意識の高いカロミルユーザーが「そば/うどん店」をどんな風に利用しているのか詳細を調べてみましょう。
利用データ:カロミル食生活実態調査 2018年

■カロミルユーザーの「ファストフード系外食」カテゴリーごとの利用実態

今回はカテゴリーごとの登録数が「ハンバーガー/サンドウィッチ店」「ラーメン/中華料理店」に次いで多かった「そば/うどん店」のデータを見てみましょう。

表1.「ファストフード系そば/うどん店」登録数合計ランキング

店舗名 登録数 構成比
丸亀製麺 24,634 53.3%
富士そば 11,277 24.4%
はなまるうどん 10,282 22.3%
そば・うどん店計 46,193  

※2018カロミル食生活実態調査データ ファストフード系外食メニュー摂取状況篇
※各店の登録数データは、ファストフード系外食TOP1000のうち、それぞれの店舗メニューによる食事記録登録数の年間合計です

グラフ1.「ファストフード系そば/うどん店」登録数合計ランキング

49_img05※2018カロミル食生活実態調査データ ファストフード系外食メニュー摂取状況篇

1位は「丸亀製麺」が半数以上を占めました。2位は「富士そば」、3位は「はなまるうどん」と続きます。

「そば/うどん店」としては、今回抽出した店舗以外にも多数存在している場合がありますので、今回のデータは参考までということになりそうですが、カロミルユーザーの利用実態を店舗ごとに詳しく見てみましょう。

◆「ファストフード系そば/うどん店」全国店舗数ランキング
1位 丸亀製麺     :842店舗
2位 はなまるうどん     :495店舗
3位 富士そば     :131店舗

※2020.3.22最終アクセス 「丸亀製麺」「はなまるうどん」ホームページ記載情報より
※2019.3.19付Web「日経ビジネス」記事より
※現在の店舗数とは異なる場合があります
※直営店・FC店舗は合算しています

参考までに、ランクインしている3店について各社ホームページに記載されている全国店舗数を確認しました。「富士そば」については2019.3.19付けのWeb版「日経ビジネス」の記事を参照しています。
店舗数では「丸亀製麺」が圧倒的に多いですね。「はなまるうどん」はその半数強といったところです。「富士そば」は3店のなかでは少数ですが、店舗がほぼ関東地方特に東京の都心部に集中しているため、店舗数が少ない割には登録数が多いと考えられます。

そう考えるとカロミルユーザーは、一般的な利用者よりもそば店を利用する頻度が高いのかもしれませんし、東京近郊に多数存在しているという可能性もありそうです。

それではこれらの3店でそれぞれどのようなメニューが選ばれているのか見てみましょう。

 

■店舗ごとのメニュー登録数ランキング

表2.店舗別メニュー登録数ランキングTOP10 【丸亀製麺】

順位 店舗名+メニュー名 登録数 登録ユーザ数
1 丸亀製麺 かけうどん 8,164 4,283
2 丸亀製麺 ちくわ天 2,782 1,812
3 丸亀製麺 かしわ天(とり天) 1,724 1,111
4 丸亀製麺 イカ天ぷら 1,328 963
5 丸亀製麺 ぶっかけうどん(並) 1,317 836
6 丸亀製麺 野菜のかき揚げ 1,124 841
7 丸亀製麺 釜玉うどん(並) 986 725
8 丸亀製麺 えび天 817 608
9 丸亀製麺 ざるうどん並 741 575
10 丸亀製麺 釜揚げうどん 並 707 504

※2018カロミル食生活実態調査データ ファストフード系外食メニュー摂取状況篇

1位は「かけうどん」でした。価格も並では税込み300円とお手頃価格です。

丸亀製麺ではベースとなるうどんを選び、トッピングとなる好みの具材を選んで足していくスタイルですので、ベースとしてはシンプルな「かけうどん」がトップになったようですね。ベースとなるうどんメニューとしてはTOP105位「ぶっかけうどん()」、7位の「釜玉うどん()」、9位「ざるうどん並」、10位「釜揚げうどん並」と5品ランクインしていました。

2017.9.30に放送されたテレビ朝日「国民1万人がガチで投票!うどん総選挙2017」の調査結果によれば、TOP10のうち5品が「丸亀製麺」のメニューでした。ランクインした「丸亀製麺」メニュー5品だけで見ると、

位:釜玉うどん    (全体1位)

位:牛すき釜玉うどん(全体2位)

位:釜揚げうどん   (全体3位)

位:とろ玉うどん    (全体6位)

位:かけうどん      (全体7位)

となっています。

カロミルのデータはトッピングメニューも単品として集計しているため単純比較できませんが、カロミルユーザーはベースとなるうどんは牛肉などの入っていないシンプルなメニューを選ぶ傾向がありそうです。トッピングメニューは「ちくわ」「かしわ」「イカ」「野菜」「エビ」などあっさり系のタンパク質や野菜を好んでいるようですね。

表3.店舗別メニュー登録数ランキングTOP10 【富士そば】

順位 店舗名+メニュー名 登録数 登録ユーザ数
1 富士そば かけそば 5,081 2,884
2 富士そば もりそば せいろ 1,471 966
3 富士そば 天ぷらそば 766 535
4 富士そば 醤油ラーメン 719 571
5 富士そば 肉富士そば 561 375
6 富士そば いなり2個 530 381
7 富士そば 山菜そば 446 339
8 富士そば たぬきそば 363 271
9 富士そば 天ぷらうどん 281 188
10 富士そば きつねそば 252 209

※2018カロミル食生活実態調査データ ファストフード系外食メニュー摂取状況篇

次は「富士そば」です。

1位・2位は「かけそば」「もりそば」のワンツーフィニッシュでした。いずれも税込み310円で、「丸亀製麺」と並ぶお手頃価格です。「富士そば」ではトッピングを選ぶスタイルではないため、カロミルユーザーはシンプルな具材なしメニューを選ぶケースが多いということですね。

 

LIVE JAPANの2019.11.19に更新されたWeb記事に「富士そば 秋葉原電気街店」の人気メニューランキングが掲載されていました。この店舗は外国人客だけでも1日に300人が訪れるそうで、記事では外国人客と日本人客に聞いた人気メニューの比較をしています。日本人客としては若い男性が圧倒的に多いようなので調査対象としては偏りがありますが見てみましょう。

◆外国人客の人気メニューTOP3   ◆日本人客の人気メニューTOP3

位:かつ丼            1位:天ぷらそば   

位:肉富士そば          2位:かつ丼

位:天ぷらそば          3位:コロッケそば

※LIVE JAPAN 2019.11.19付 Web記事より
※名代富士そば秋葉原電気街店での調査結果

 

このランキングと比較すると、やはりカロミルユーザーはカロリー抑えめのシンプルなメニューが上位に来ていることがよくわかりますね。意外だったのは4位に「醤油ラーメン」があがっていたことです。立ち食いスタイルであることを優先して利用する人にとっては、手早くラーメンが食べられる「富士そば」は単純に「そば」が食べたいから、という以上の目的があるようです。

6位の「いなり寿司2個」については、「富士そば」のホームページを見ても全店共通のメニューには記載されていません。店舗ごとのオリジナルメニューなのかもしれませんが、上位にランクインしているということで、シンプルなメニューと組み合わせている方が多いようですね。

表4.店舗別メニュー登録数ランキングTOP10 【はなまるうどん】

順位 店舗名+メニュー名 登録数 登録ユーザ数
1 はなまるうどん とり天 2,017 1,254
2 はなまるうどん 冷奴 1,689 867
3 はなまるうどん 鶏の唐揚げ 534 404
4 はなまるうどん かけ(小) 481 315
5 はなまるうどん カレーライス(小) 444 353
6 はなまるうどん いか天 412 328
7 はなまるうどん 辛子明太子おにぎり 373 298
8 はなまるうどん 半熟玉子 329 188
9 はなまるうどん 特製いなり 304 229
10 はなまるうどん げそ天 304 247

2018カロミル食生活実態調査データ ファストフード系外食メニュー摂取状況篇

次は「はなまるうどん」です。

驚くべきことに、TOP10にランクインしている麺メニューはなんと4位の「かけうどん(小)」の1品のみでした。主食メニューとしては5位の「カレーライス(小)」、7位の「辛子明太子おにぎり」、9位の「特製いなり」と、あわせて4品ありますが、いずれもサイズが(小)であり、麺メニューと組み合わせてオーダーしていると思われます。

それ以外のメニューは6品で、「とり天」「冷や奴」「鶏の唐揚げ」「いか天」「半熟玉子」「げそ天」と、バリエーション豊かなトッピングメニューがランクインしました。やはり「高タンパク質」というキーワードが見えてきますね。

ちなみに麺メニューだけでTOP5を組んでみると、

位:かけうどん(小)

12位:温玉ぶっかけうどん(小)

14位:ぶっかけうどん(小)

15位:温玉ぶっかけうどん(中)

16位:かけうどん(中)

となりました。やはりカロミルユーザーはシンプルなメニューかつ小さいサイズを選んで、「とり天」「冷奴」などのタンパク質補給メニューと組み合わせて食している様子がうかがえます。「かけうどん(小)」150円であることを考えると一番人気であることも納得ですね。

一般的なデータとも比較してみましょう。Web記事 「みんなのランキング」2020.3.9更新のデータ「はなまるうどんメニュー人気ランキング!」によると、

◆はなまるうどんメニュー人気ランキング

位:ぶっかけうどん(冷)

位:かけうどん

位:かま玉うどん

位:温玉ぶっかけうどん

5位:きつねうどん

Web記事「みんなのランキング:はなまるうどんメニュー人気ランキング」2020.3.9更新 より
※各メニューのサイズは不明

となっています。サイズまでは記載されていなかったので不明ですがラインナップだけ見るとカロミルユーザーのデータと大きな差異はなさそうです。「はなまるうどん」ではダイエッターもそうでない人も、シンプルなメニューをベースとして好みの具材やサイドメニューを組み合わせて利用しているのではないか、ということがわかりました。

まとめ

今回は「ファストフード系外食の利用実態()」【そば/うどん店編】として調査しました。

カロミルユーザーの利用実態と一般的なデータを比較することで、その店舗の特徴や利用する人のニーズなども見えてきました。今後も掘り下げてまいります。

次回は「()牛丼/どんぶり店編」をお届けいたします。どうぞ続けてご覧ください。

データの算出方法

AIが食事を数値化する栄養管理・ダイエットアプリ「カロミル」のデータを元に算出しました。

※このデータは同一人物の複数回数入力を含みます。

カロミルは、カロリーのみでなく、糖質やたんぱく質の管理ができるようになっていますので、ロカボ・ダイエットや糖質制限にもご活用いただいています。

また、塩分や食物繊維の計算・記録もできますので、ダイエットのみならず、栄養バランス管理で健康管理にお役立ていただいています。

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