■カロミルユーザーが1年に食べたメニューTOP30、1位はマクドナルドのフライドポテト
今回はカロミルユーザーの登録データから「外食」の中でも「ファストフード」に分類されるデータを抽出して年間登録数ランキングTOP30を集計しました。
【集計データについて】
「ファストフード」の定義は明確に示されたものがないため、今回はカロミル食生活実態調査が独自の条件で抽出しました。
抽出対象としては、全国チェーン展開されている「ラーメン・中華料理店」「牛丼・どんぶり店」「回転ずし店」「ハンバーガー・サンドウィッチ店」「そば・うどん店」等を対象として抽出しました。
※データ抽出条件はカロミル食生活実態調査が独自に設定しています。ご了承ください。
※商品サイズにかかわらず、同一メニューは合算しています。(例:マックフライポテトS・M・Lサイズなど)
表1.カロミルユーザー「ファストフード系外食」メニュー登録数ランキングTOP30
順位 | 店舗名+メニュー名 | 登録数 | 登録ユーザ数 |
1 | マクドナルド マックフライポテト | 14,006 | 9,057 |
2 | 餃子の王将 チャーハン | 8,251 | 4,581 |
3 | 丸亀製麺 かけうどん | 8,164 | 4,283 |
4 | マクドナルド チキンマックナゲット 5ピース | 6,719 | 3,934 |
5 | すき家 鮭 | 6,467 | 3,243 |
6 | ケンタッキー オリジナルチキン | 5,975 | 3,163 |
7 | 松屋 冷奴 | 5,256 | 1,900 |
8 | 富士そば かけそば | 5,081 | 2,884 |
9 | あきんどスシロー 茶碗蒸し | 4,767 | 2,934 |
10 | マクドナルド ハッシュポテト | 3,082 | 1,778 |
11 | 松屋 生野菜 | 2,998 | 1,052 |
12 | 日高屋 半チャーハン | 2,692 | 1,797 |
13 | ミスタードーナツ ポン・デ・リング | 2,577 | 1,812 |
14 | 松屋 からだすこやか茶 | 2,331 | 375 |
15 | 吉野家 牛丼 並盛 | 2,292 | 1,497 |
16 | すき家 とん汁 | 2,274 | 1,329 |
17 | マクドナルド ダブルチーズバーガー | 2,263 | 1,465 |
18 | ミスタードーナツ オールドファッション | 2,246 | 1,513 |
19 | くら寿司 サーモン 1皿 | 2,180 | 1,391 |
20 | 松屋 ハイボール中ジョッキ | 2,172 | 849 |
21 | 丸亀製麺 ちくわ天 | 2,126 | 1,311 |
22 | ケンタッキー カーネリングポテトS | 2,029 | 1,412 |
23 | はなまるうどん とり天 | 2,017 | 1,254 |
24 | サブウェイ えび | 1,967 | 857 |
25 | サブウェイ シーザードレッシング | 1,933 | 681 |
26 | ケンタッキー カーネルクリスピー | 1,834 | 1,170 |
27 | くら寿司 とろサーモン | 1,776 | 1,176 |
28 | 丸亀製麺 かしわ天 | 1,724 | 1,111 |
29 | 餃子の王将 油淋鶏 | 1,716 | 1,280 |
30 | はなまるうどん 冷奴 | 1,689 | 867 |
※2018カロミル食生活実態調査データ ファストフード系外食メニュー摂取状況篇
1位は圧倒的多数で「マクドナルド マックフライポテト」でした。
美容と健康への意識が高いカロミルユーザーであっても、ファストフードを利用する際にはフライドポテトを食べるようです。
ちなみに今回の集計では、サイズが異なるだけのデータは全て同一メニューとして合算しています。したがって、この「マックフライポテト」もS・M・Lサイズのデータが全て足されたものです。(飲み物なども同様の集計方法です)
ちなみに、マックフライポテトの中での人気順はMサイズ・Lサイズ・Sサイズとなっていましいた。他の調査でもカロミルユーザーは「食べるときには我慢せずしっかり食べる」傾向が見うけられますが、ポテトについてもそのようですね。
2位には「餃子の王将 チャーハン」があがりました。一気に“ガッツリお食事“といったメニューですね。表1.では幅広くファストフード系外食を集計したため総合ランキングでは焦点を合わせにくいと感じます。そのため、カテゴリーを分けて確認してみることにしましょう。
■人気業態はハンバーガー / サンドウィッチ店。全体の36%を占めました
今回のデータ内容から以下のカテゴリーに分類しました。
・ハンバーガー/サンドウィッチ店(マクドナルド、ケンタッキーフライドチキン、モスバーガー等)
・牛丼/どんぶり店(松屋、すき家、吉野家、なか卯等)
・そば/うどん店(富士そば、丸亀製麺、はなまるうどん等)
・ラーメン/中華料理店(餃子の王将、日高屋、リンガーハット等)
・回転ずし店(くら寿司、かっぱ寿司、スシロー等)
・その他のファストフード店(ミスタードーナツ、スープストックトーキョー、いきなりステーキ等)
表2.カテゴリー別の登録数集計一覧
カテゴリー | 登録数 | 構成比 |
ハンバーガー/サンドウィッチ店 | 125,760 | 36.5% |
牛丼/どんぶり店 | 90,976 | 26.4% |
そば/うどん店 | 46,193 | 13.4% |
ラーメン/中華料理店 | 32,139 | 9.3% |
その他ファストフード店 | 30,658 | 8.9% |
回転ずし店 | 19,010 | 5.5% |
計 | 344,736 |
グラフ1.カテゴリー別の登録数集計
※2018カロミル食生活実態調査データ ファストフード系外食メニュー摂取状況篇
※各店の登録数データは、ファストフード系外食TOP1000のうち、それぞれの店舗メニューによる食事記録登録数の年間合計です
「ファストフード」と言えばハンバーガーをイメージする方も多いことでしょう。
やはり1位は「ハンバーガー/サンドウィッチ店」で、4割近くの方が利用しています。
そして2位は「牛丼/どんぶり店」でした。近年では、牛丼店で朝食をとるスタイルが人気であったり、女性の利用も増えていることもあり3割に迫る存在感を見せています。
3位は「そば/うどん店」で1割強です。関東では「立ち食いソバ屋」が定番でしたが、香川県のうどんチェーン「はなまるうどん」が2002年9月に関東進出第一号店を東京・渋谷にオープンしてからというもの、関西や九州の「うどん店」チェーンが次々に関東進出を果たし、“ファストフードとしてのうどん店”が関東でもすっかり定着しました。今回のデータでは「そばがメインのお店」も「うどんがメインのお店」も合算しています。
4位は「ラーメン/中華料理店」で1割弱でした。「2018タウンページ」のデータによると、日本全国でラーメン店舗数は30,599軒です。その多くはローカル店舗であり全国チェーン店舗ではないため今回の集計にはあがってきていません。実際のラーメン店利用頻度はもっと高いと思われます。
5位の「その他のファストフード店」は「ラーメン/中華料理店」と並ぶ1割弱ですが、そのほとんどを占めていたのは「ミスタードーナツ」でした。
■年代・男女別ランキング。いずれも「丸亀製麺かけうどん」が上位に
表3.年代別男女別「ファストフード系外食店」メニュー登録数TOP5
※2018カロミル食生活実態調査データ ファストフード系外食メニュー摂取状況篇
表3.の集計では、より細かく傾向をつかむため同一商品の異なるサイズを合算していません。
全ての年代で男女ともにTOP5にランクインしていたのは、「丸亀製麺 かけうどん」のみでした。
女性では10代・20代・50代で1位、30代・40代では2位、60代でも3位となっています。男性でも幅広く2位から3位を占めており、60代では1位でした。
「かけうどん」なので、それ以外の具材で自身の嗜好を満たせる汎用性がポイントなのでしょうか。
そして、「餃子の王将 チャーハン」も強さを見せており、男性では10代から50代まで1位、60代でも2位となっています。女性でも10代から30代、50代でTOP5にランクインしていました。
また、「ケンタッキーフライドチキン オリジナルチキン」が女性の10代から50代までTOP5に入っていたのは予想外でした。男性でTOP5に入っていたのは40代・50代のみでしたので、意外と女性のほうが「ケンタッキーフライドチキン オリジナルチキン」を好んでいることがわかりました。
女性の20代・30代・40代では「マクドナルド チキンマックナゲット」もTOP5に入っており、カロミルユーザーの女性はファストフードで「チキン」をチョイスする傾向があるのかもしれません。
一方、男性では10代から60代まで全ての年代で「松屋 冷奴」がランクインしています。女性よりも「松屋」を利用する頻度が高いとは思われますが、その際に追加する1品として選んでいるようですね。満足感を得るためであったり、タンパク質のプラス摂取などが目的と思われます。
ファストフードに関しては、年代というよりも男女によって利用するメニューに違いが大きく表れているように感じました。利用する時間帯や利用する目的によっても異なりそうですね。
まとめ
今回は「ファストフード系外食」の利用実態について調査した結果の概要をまとめました。
一般的なデータと比較してみたいと考えたのですが、表2.のようなカテゴリーでファストフード店の利用実態を集計したデータは他に見当たりません。
ダイエッターや美容・健康への意識の高いユーザーのこうしたデータは非常に貴重といえそうです。
今回は非常にボリュームのあるデータを集計しているので、この後はカテゴリー別ごとに分析した内容をお伝えしてまいります。
今回の【(1)概要編】では、まずファストフード系外食の全体的な利用実態をデータで示しました。今後のシリーズでは各カテゴリーの中でどんな店舗が、そしてどんなメニューが人気なのかをランキング形式で集計しますので、どうぞ続けてご覧ください。
AIが食事を数値化する栄養管理・ダイエットアプリ「カロミル」のデータを元に算出しました。
※このデータは同一人物の複数回数入力を含みます。
カロミルは、カロリーのみでなく、糖質やたんぱく質の管理ができるようになっていますので、ロカボ・ダイエットや糖質制限にもご活用いただいています。
また、塩分や食物繊維の計算・記録もできますので、ダイエットのみならず、栄養バランス管理で健康管理にお役立ていただいています。
