ダイエットの心強い味方「スープ」 ~ダイエッターの「スープ/汁物」摂取事情

スープや汁物は、身体を温めてくれるだけではなく、たっぷりと野菜などを入れることで不足しがちな栄養素もしっかり摂ることができ、満足感も得られるのでダイエットの心強い味方です。

とは言え、塩分の摂りすぎにも注意が必要ですし、クリーム系のスープでは脂質の摂りすぎも気になるところ。美容と健康への意識が高いカロミルユーザーはいったいどんな汁物を摂っているのか調べてみました。
利用データ:カロミル食生活実態調査 2018年

 

■カロミルユーザーの「スープ/汁物」摂取実態

まずはカロミルユーザーの登録データから年間「スープ/汁物」登録数ランキングTOP30を見てみましょう。

表1.カロミルユーザー「スープ/汁物」登録数ランキングTOP30

順位 店舗名+メニュー名 登録数 登録ユーザ数
1 一般料理 味噌汁(わかめとねぎ) 63,882 14,148
2 一般料理 味噌汁(わかめと豆腐) 49,633 14,067
3 一般料理 豚汁 22,811 8,771
4 一般料理 味噌汁(大根) 20,934 6,955
5 一般料理 味噌汁(豆腐とねぎ) 13,448 4,568
6 一般料理 わかめスープ 13,164 5,020
7 一般料理 味噌汁(わかめと油揚げ) 10,515 4,449
8 一般料理 味噌汁(大根と油揚げ) 10,227 3,794
9 一般料理 味噌汁(なめこ) 9,766 4,056
10 一般料理 味噌汁(白菜) 9,727 3,335
11 一般料理 キャベツの野菜スープ 9,275 3,898
12 一般料理 鶏肉と野菜のクリームシチュー 8,378 4,062
13 すた丼 味噌汁 8,152 2,946
14 一般料理 ミネストローネ 7,781 3,565
15 一般料理 中華風卵スープ 7,168 3,807
16 一般料理 味噌汁(豆腐と油揚げ) 6,882 2,363
17 一般料理 味噌汁(しじみ) 6,800 3,069
18 一般料理 味噌汁(豆腐となめこ) 6,540 2,435
19 一般料理 味噌汁(たまねぎとわかめ) 6,320 2,732
20 一般料理 味噌汁(じゃがいもとたまねぎ) 5,824 2,457
21 一般料理 コーンクリームスープ(インスタント) 5,768 2,683
22 一般料理 味噌汁(なす) 5,748 2,457
23 一般料理 味噌汁(もやし) 5,517 2,106
24 一般料理 味噌汁(あさり) 5,418 2,805
25 一般料理 味噌汁(ほうれん草と油揚げ) 4,947 2,221
26 ユーザ独自 味噌汁 4,606 452
27 一般料理 みそ汁(玉ねぎ) 4,584 1,934
28 一般料理 小松菜みそ汁 4,443 1,901
29 一般料理 きのこ汁 4,388 1,829
30 一般料理 味噌汁(キャベツと油揚げ) 4,165 1,826

※2018カロミル食生活実態調査データ スープ/汁物摂取状況篇

1位は「わかめとねぎの味噌汁」でした。
TOP30のうち、22品は「味噌汁」となっており、日本人の食卓における味噌汁のポジションはまだまだ健在のようですね。発酵食品としても優れたメニューであることも見直されており、意識的に摂っているユーザーもいらっしゃるのかもしれません。

あまりにも「味噌汁」が強いので、それいがいのスープや汁物はどうなっているのかがあまり見えてきませんでした。そこで、表1.はTOP30のみでしたがTOP100までのデータでは味噌汁とそれ以外のスープや汁物がどのような構成になっているのかを調べてみましょう。

表2.TOP100 スープ/汁物の種類ごとの構成比

種類 登録数 構成比
味噌汁 317,170 65.9%
和風汁物(味噌汁以外) 44,890 9.3%
中華風スープ 41,557 8.6%
洋風クリアスープ 37,635 7.8%
コーンクリームスープ 16,269 3.4%
クリーム系シチュー/スープ 15,254 3.2%
トマト系スープ/ビーフシチュー 6,663 1.4%
韓国風スープ 1,584 0.3%
481,022  

グラフ1.スープ/汁物の種類ごとの構成比

47_img01※2018カロミル食生活実態調査データ スープ/汁物摂取状況篇

※データ集計方法について
・「和風汁物」:豚汁、粕汁、お吸い物、お雑煮、けんちん汁、かきたま汁、もずく汁、きのこ汁など
・「中華風スープ」:わかめスープ、卵スープ、ワンタンスープ、春雨スープなど
・「洋風クリアスープ」:コンソメスープ、オニオンスープ、野菜スープ、キノコスープなど
・「コーンクリームスープ」:コーンクリームスープ、コーンポタージュスープなど
・「クリーム系シチュー/スープ」:クリームシチュー、クラムチャウダー、豆乳スープなど
・「トマト系スープ/ビーフシチュー」:ミネストローネ、ビーフシチュー、トマトスープなど
・「韓国風スープ」:スンドゥブチゲなど

表2.およびグラフ1.を見ると、味噌汁や和風の汁物がおよそ8割を占めていることがわかります。そして、中華風スープや洋風クリアスープを含めると9割以上となりました。
カロミルユーザーは脂質が多く含まれるクリーム系のスープはあまり摂っていないようです。

それでは、日本人が最も多く摂取する「味噌汁」についてもう少し掘り下げてみましょう。

 

■味噌汁の具材 人気ランキング

味噌汁の具材についてはご家庭によって馴染みのある具材はそれぞれだと思いますが、表1.で見ると1位の「わかめとねぎ」、2位の「わかめと豆腐」に関しては登録数が3位以下を大きく引き離すほど圧倒的人気ですね。
そこで、「味噌汁」のデータだけ取り出して具材のランキングにしてみました。

表3.「味噌汁」データ登録数ランキングTOP15

順位 味噌汁の具 登録数
1 わかめとねぎ 63,882
2 わかめと豆腐 49,633
3 大根 20,934
4 豆腐とねぎ 13,448
5 わかめと油揚げ 10,515
6 大根と油揚げ 10,227
7 なめこ 9,766
8 白菜 9,727
9 豆腐と油揚げ 6,882
10 しじみ 6,800
11 豆腐となめこ 6,540
12 たまねぎとわかめ 6,320
13 じゃがいもとたまねぎ 5,824
14 なす 5,748
15 もやし 5,517

※2018カロミル食生活実態調査データ スープ/汁物摂取状況篇

ランクインしている具材を見ると、「わかめ」「豆腐」「長ねぎ」「大根」「油揚げ」が人気ですね。全体的な印象としては、低カロリーの具材が上位に多いように感じました。

一般的なデータとも比較してみましょう。
2020年2月24日放送 日本テレビ「月曜から夜ふかし」のなかで『好きな味噌汁の具ランキング』が紹介されていました。そちらでは
1位:豆腐
2位:わかめ
3位:油揚げ
となっています。“上位3つは鉄板”といったコメントがされていました。

他のデータも見てみましょう。

表4.好きな味噌汁の具材ランキング
◆好きな味噌汁の具材              ◆好きな味噌汁の具材組合せ

順位 味噌汁の具   順位 味噌汁の具組合せ
1 豆腐 33.9   1 豆腐とわかめ 5.7
2 わかめ 24.1   2 わかめとじゃがいも 3.9
3 油揚げ 21.1   3 豆腐と油揚げ 3.5
4 長ねぎ 17.2   4 豆腐となめこ 3.5
5 じゃがいも 16.0   5 豆腐と長ねぎ 3.3
6 大根 13.6   6 油揚げと大根 3.3
7 玉ねぎ 8.6   7 じゃがいもとたまねぎ 3.1
8 なめこ 8.5   8 豆腐と長ねぎと油揚げ 1.5
9 しじみ 4.6   9 豆腐と長ねぎとわかめ 1.2
10 里いも 4.0   10 油揚げと長ねぎ 1.2

※1996(平成8)年 みそ健康づくり委員会調べ

少し前のデータではありますが、やはり好きな具材のTOP3は現在と変わらず鉄板人気のようです。
カロミル食生活実態調査のデータと異なる点があるとすれば、一般データのほうが「じゃがいも」「里いも」といった糖質の多い具材の人気が高いところでしょうか。
味噌汁については切り口によってまだまだ多くの気づきがありそうです。

 

■コンビニエンスストア・外食店・市販品の「スープ/汁物」メニュー摂取実態TOP30

それでは、市販品や外食の「スープ/汁物」メニューの摂取実態も見てみましょう。

表5.カロミルユーザー外食店・市販品「スープ/汁物」メニュー登録数ランキングTOP30

順位 店舗名+メニュー名 登録数 登録ユーザ数
1 すた丼 味噌汁 8,152 2,946
2 栄華楼 中華風卵スープ 3,380 2,058
3 ハウス食品 クリームシチュー 2,866 1,675
4 味の素 クノール カップスープ ポタージュ 2,807 1,178
5 永谷園 あさげ 2,550 797
6 味の素 クノール カップスープ コーンクリーム 2,464 926
7 すき家 とん汁 2,274 1,329
8 すき家 みそ汁 2,189 1,059
9 味の素 クノール ふんわりたまごスープ 2,016 852
10 松屋 みそ汁 1,672 801
11 はま寿司 アオサの味噌汁 1,611 1,012
12 日清食品 NISSIN 純豆腐 スンドゥブチゲスープ 1,584 854
13 スジャータ コーンスープ190ml 1,507 945
14 スープストック 8種の野菜と鶏肉のスープ 1,315 709
15 理研ビタミン リケン わかめスープ 1,250 486
16 ほっともっと Hotto Motto 特製豚汁 1,228 748
17 ほっともっと Hotto Motto 玉子スープ 1,167 683
18 みゆき食堂 味噌汁(みゆき食堂) 1,100 548
19 永谷園   松茸の味  お吸い物 1,043 435
20 味の素 クノール カップスープ オニオンコンソメ 924 410
21 吉野家 みそ汁 856 510
22 味の素 クノール スープDELI まるごと1個分完熟トマトのスープパスタ(容器入) 828 501
23 味の素 クノール 中華スープ 826 436
24 モスバーガー クラムチャウダー 796 574
25 デニーズ コーンスープ 763 582
26 エースコック スープはるさめ かきたま 752 483
27 ロイヤルホスト 彩り野菜のスープ(ロイヤルホスト) 732 412
28 味の素 クノール もずくスープ 716 329
29 セブンイレブン ツルッと餃子の野菜中華スープ 712 532
30 三崎港 回転寿司 あら汁 696 463

※2018カロミル食生活実態調査データ スープ/汁物摂取状況篇

1位は「すた丼 味噌汁」でした。意外な結果だと感じています。しかも2位以下に大きく差をつけての1位でした。(総合ランキングでは13位)
『伝説のすた丼』では丼ぶりメニューにも定食メニューにも味噌汁がセットで付いてくるため、日常的に召し上がる方が多いようですね。

年代別男女別のデータで『すた丼 味噌汁』の順位を見てみると、
10代男性:8位
20代男性:8位  20代女性:10位
30代男性:8位
となっており、若い世代の特に男性に人気があることがわかります。

ほかにも牛丼屋チェーンの味噌汁がランクインしています。
・すき家2品(7位:とん汁、8位:味噌汁)
・松屋1品(10位:味噌汁)
・吉野家1品(21位:味噌汁)
となっており、こちらも多くがセットメニューのようですね。

外食店では、健康意識の高いカロミルユーザーが好みそうなスープ専門店「スープストックトーキョー」のメニューがもっと多数ランクインすることを予想していましたが1品(14位)にとどまっており、それほど利用されているわけではありませんでした。

ほかの外食店で気になるのは、2位にランクインした「栄華楼 中華風卵スープ」です。こちらのお店も定食メニューには卵スープがセットで付いているようです。東京の上野や品川に数店舗を持つ中華料理店ですが、テレビで何度も紹介されている人気店だからでしょうか。

正直なところ、上位2品が“ガッツリ系外食店の汁物“であるとは全く予想していませんでした。カロミルユーザーは普段から食への意識が高く、食材や調理方法などもよく考えられていることはこれまでの食生活実態調査でも明らかになっていますが、同時にわかってきたのは「食べると決めた時には食べたいものをしっかり食べる」という傾向が強いということです。うまくメリハリをつけて、楽しみながら継続できる食習慣を身につけているのでしょう。

ほかに気になる外食店として、18位の「みゆき食堂 味噌汁」があります。
こちらは東京都清瀬市にある食堂です。都心から少し離れた郊外の店舗なので不思議だったのですが、こちらは漫画やテレビドラマの『孤独のグルメ』で紹介されているお店でした。お手頃な価格で美味しいお料理がボリュームたっぷりの定食スタイルでいただけると人気のようです。こちらも定食メニューには味噌汁がセットになっていました。

いわゆる「中食」では「ほっともっと」の「豚汁」「玉子スープ」がランクインしていますが、思ったよりも少なく、“持ち帰り”の場面では汁物があまり利用されていないようです。

市販品は14品ランクインしており、そのうちの半分7品は「味の素」のクノールカップスープシリーズでした。
スティック粉末タイプもカップタイプもどちらもランクインしており、幅広くニーズに合わせた商品展開が利用者に受け入れられていることがうかがえます。

コンビニエンスストア商品では、「セブンイレブン ツルッと餃子の野菜中華スープ」の1品のみがランクインしました。コストパフォーマンスの点でも持ち運びの点でも“汁物の持ち帰り”については課題がありそうです。

まとめ

今回は「スープ/汁物」について調査しました。
2019.1月のマイボイスコム「第3回スープ・汁物に関するアンケート調査」の結果によると、スープ・汁物を食べる頻度は「ほぼ毎日・1日1回」という人が最も多く、全体の27.2%となっています。「毎日1回以上」食べる人は全体の4割を超えており、特に年齢の高い世代で比率が高い傾向がありました。

このように1日1回以上摂取する人が多い「スープ・汁物」ですが、カロミルユーザーの摂取実態としては、
・味噌汁や和風の汁物が8割
・こってりしたクリーム系スープは頻度が低い
・外食時に定食スタイルで味噌汁を食することも多い
といった傾向が見受けられました。

スープに溶け込んだ栄養をそのまま食すこともでき、身体を温めながら野菜をたっぷり摂ることができる汁物は健康維持やダイエットにも適したメニューといえます。
総合ランキングではTOP30圏外のためご紹介していませんでしたが、33位に「脂肪燃焼スープ」があがっていました。「脂肪燃焼スープ」とは数種類の野菜を煮込んだスープのことで、スープと共にルールに従って決められた食材を1週間食べるというダイエットプログラムが一部のダイエッターで人気のようです。

日常の食卓の何気ない1品でもあり、ダイエットの切り札でもあり・・・。これからのスープや汁物は私たちの食生活における大事なメニューとしてあり続けることでしょう。
まだまだ他の切り口でも分析してみたいことがたくさんありますので、今後も調査を続けます。
どうぞご期待ください。

データの算出方法

AIが食事を数値化する栄養管理・ダイエットアプリ「カロミル」のデータを元に算出しました。

※このデータは同一人物の複数回数入力を含みます。

カロミルは、カロリーのみでなく、糖質やたんぱく質の管理ができるようになっていますので、ロカボ・ダイエットや糖質制限にもご活用いただいています。

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