<調査結果の要約>
- ・ユーザーの登録データから2018年、1年間の間食摂取状況を調査
- ・間食時間帯の1位は「15時」
- ・次いで「18時」ほか「夕食前」「夕刻」に摂取する傾向
- ・間食内容は男性1位は「プロテイン」、女性上位は「お菓子類」
■いつ食べているのか? 15時から夕方がランキング上位に
まずはカロミルユーザーの登録データから2018年、1年間の間食摂取状況を見てみましょう。
表1.カロミルユーザーの間食登録時間
順位 | 登録時間 | 登録数 |
---|---|---|
1位 | 15時 | 784,766 |
2位 | 18時 | 333,577 |
3位 | 16時 | 83,861 |
4位 | 17時 | 77,004 |
5位 | 23時 | 67,463 |
6位 | 20時 | 62,438 |
7位 | 21時 | 61,082 |
8位 | 19時 | 57,575 |
9位 | 22時 | 57,256 |
10位 | 10時 | 56,495 |
※2018カロミル食生活実態調査データ 間食摂取状況篇
※間食登録時に時間を変更せずに登録すると15時で登録される
表1.は2018年1/1~12/31の1年間に登録された時間ごとの間食摂取状況です。
「カロミル」では、間食を登録する際に時間を変更しない場合は初期値の「15時」で登録されます。そのため、15時の登録数が多いのはそうした理由もありそうです。とはいえ、やはり「おやつと言えば15時」に摂取する傾向は強いようですね。
2位・3位・4位で共通しているのは“夕刻” “夕食前”という点です。仕事をしている方ならば、残業や通勤時間などで帰宅するのが遅くなる場合に、夕食までが長いため間食を摂るケースが多いのではないかと推察されます。
5位の「23時」も上位の夕食前と同じくらいの登録数があり、10位までは大きな差はありません。調査前は午前中や午後の早い時間の摂取に集中すると予測していたのですが、遅い時間帯の摂取が多いことに驚きます。
夕食が遅いため空腹を満たすために間食をしている、または、夕食は早めに摂っているが遅い時間に間食している人が多数いる、という実態が見えてきました。
■どれくらい食べているのか? 男性は女性に比べ、1.5倍のカロリーを摂取していた
表2.利用目的ごとの間食摂取栄養価<男女別・年間平均値>
【男性全体】
目標設定 | カロリー(kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 塩分(g) | 糖質(g) | 食物繊維(g) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
減量 | 325 | 19.9 | 11.2 | 33.5 | 1.0 | 29.8 | 2.5 |
無し | 398 | 28.0 | 11.3 | 42.4 | 1.0 | 38.0 | 2.5 |
増量 | 421 | 29.4 | 12.1 | 48.1 | 1.1 | 42.9 | 2.7 |
【女性全体】
目標設定 | カロリー(kcal) | タンパク質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 塩分(g) | 糖質(g) | 食物繊維(g) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
減量 | 251 | 9.6 | 10.9 | 28.0 | 0.6 | 25.3 | 2.4 |
無し | 257 | 10.6 | 10.7 | 29.7 | 0.7 | 27.1 | 2.4 |
増量 | 285 | 13.7 | 10.3 | 34.9 | 0.6 | 30.2 | 2.5 |
※2018カロミル食生活実態調査データ 間食摂取状況篇
表2.ではカロミルを利用する目的を「減量」「無し」「増量」の3つに分類したときの間食で摂取する栄養価の年間平均値を男女別で算出しました。
やはり目的が「増量」で設定している方は男女ともに間食での摂取カロリーが高くなっています。あわせて、タンパク質や炭水化物でも同じ傾向がありますが、脂質や塩分に関してはそれほど差がないようです。
つぎに、男女別の間食摂取の特徴について見てみると、まずカロリーでは男性は目的にかかわらず女性の1.3~1.5倍ほど摂取していることがわかります。
タンパク質ではもっと差が大きく女性よりも男性が1.5~2倍摂取しています。一方で脂質や食物繊維はあまり差がなく、炭水化物・糖質でも1.2倍程度とカロリーやタンパク質ほど差はありません。このデータを見ると、男性と女性では「間食」の中身に差がありそうです。
■何を食べているか? 男性は高タンパク食品、女性にはお菓子が人気
表3.カロミルユーザー男女別の間食摂取内容
【男性 間食登録ユーザー数TOP25】
順位 | 店舗名+料理名 | 登録ユーザ数 | 登録数 |
---|---|---|---|
1位 | プロテイン(メーカーや風味の違いも1つに集約) | 5,427 | 41,575 |
2位 | バナナ(1本) | 2,529 | 12,117 |
3位 | チョコレート | 2,346 | 8,185 |
4位 | プロテインバー | 2,238 | 7,666 |
5位 | ブラックコーヒー | 1,800 | 10,472 |
6位 | 牛乳(グラス) | 1,710 | 6,656 |
7位 | ゆで卵 | 1,446 | 4,443 |
8位 | クッキー/チョコクッキー/バタークッキー | 1,403 | 2,929 |
9位 | ミックスナッツ | 1,138 | 3,773 |
10位 | みかん | 829 | 2,769 |
11位 | ごはん(米飯) | 804 | 2,388 |
12位 | どら焼き | 788 | 1,639 |
13位 | ポテトチップス | 757 | 1,475 |
14位 | サラダチキン | 671 | 1,478 |
15位 | 唐揚げ | 549 | 826 |
16位 | ネスレ キットカットミニ | 547 | 1,273 |
17位 | カステラ | 545 | 857 |
18位 | カスタードプリン | 518 | 792 |
19位 | 揚げせんべい | 498 | 1,172 |
20位 | ソフトクリーム | 488 | 770 |
21位 | サラダせんべい | 484 | 1,059 |
22位 | ウイスキーハイボール | 479 | 1,502 |
23位 | りんご | 472 | 1,116 |
24位 | 大塚製薬 ポカリスエット | 472 | 1,079 |
25位 | 低脂肪牛乳(グラス) | 471 | 2,165 |
【女性 間食登録ユーザー数TOP25】
順位 | 店舗名+料理名 | 登録ユーザ数 | 登録数 |
---|---|---|---|
1位 | チョコレート | 6,868 | 19,801 |
2位 | クッキー/チョコクッキー/バタークッキー | 6,840 | 12,598 |
3位 | ブラックコーヒー | 3,827 | 20,039 |
4位 | バナナ(1本) | 3,092 | 7,931 |
5位 | みかん | 2,649 | 6,960 |
6位 | ミックスナッツ | 2,580 | 7,798 |
7位 | ゆで卵 | 2,312 | 5,474 |
8位 | 牛乳(グラス) | 2,011 | 5,635 |
9位 | ネスレ キットカットミニ | 1,587 | 3,012 |
10位 | アーモンド | 1,586 | 6,776 |
11位 | ポテトチップス | 1,441 | 2,574 |
12位 | カフェオレ | 1,389 | 3,168 |
13位 | りんご | 1,381 | 2,885 |
14位 | ロッテ チョコパイ | 1,344 | 2,200 |
15位 | クランチチョコ | 1,255 | 2,202 |
16位 | サラダせんべい | 1,161 | 2,192 |
17位 | カスタードプリン | 1,153 | 1,610 |
18位 | ブルボン アルフォート | 1,128 | 2,048 |
19位 | 揚げせんべい | 1,121 | 2,074 |
20位 | ベイクトチーズケーキ | 1,120 | 1,523 |
21位 | どら焼き | 1,095 | 1,516 |
22位 | あめ玉 | 1,032 | 2,567 |
23位 | プレーンヨーグルト | 1,019 | 2,123 |
24位 | 明治 チョコレート効果カカオ72% | 1,017 | 4,270 |
25位 | 焼きいも | 1,012 | 1,806 |
※2018カロミル食生活実態調査データ 間食摂取状況篇
表3.では、実際に登録されている間食の内容を男女別で上位25品あげてみました。
やはり男女別で見てみると、間食の意味合いに違いがあるように感じます。
男性ではやはり「プロテイン」が1位です。登録ユーザー数もそうですが、登録された数が男女超えて断然トップ1です。同じユーザーが何度も間食として摂取していることもわかりました。
ほかにも「プロテインバー」や「牛乳」「ゆで卵」「サラダチキン」「唐揚げ」など、タンパク質を意識した、食事に近いようなボリュームのある間食が人気のようです。
いっぽう女性ではやはり「お菓子」の占める割合が圧倒的に多いことがわかります。上位に「バナナ」「みかん」「りんご」などの果物や「ゆで卵」「牛乳」などもありましたが、それ以外は「お菓子」といわれる内容が続いています。
「ミックスナッツ」は男女ともに上位にありましたが、ビタミンEが豊富で疲労回復や老化防止に効果的といわれています。少量で食べごたえもあり、健康的なおやつとして人気があるようです。
まとめ
今回は「間食」に焦点を当てて調査してみましたが、摂取時間帯の状況や男女による違い、目標設定による摂取量などがわかりました。まだまだ分析していくと興味深い傾向が見えてきそうです。
引き続き調査を継続していきますのでご期待ください。
AIが食事を数値化する栄養管理・ダイエットアプリ「カロミル」のデータを元に算出しました。
※このデータは同一人物の複数回数入力を含みます。
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