朝食摂取頻度と体重減少に関連はあるのか?

今回は誰もが気になっているテーマに切り込んでみます。

利用データ:カロミル食生活実態調査 2018年

朝食の摂取に関する栄養学的見地における結論は、

「朝食は抜くべきではない」
「減量するなら朝食こそしっかり食べる」

といったものが代表的です。その理由としては、

●朝食摂取により体温の上昇 および 脳の活性化
●消化するエネルギーが発生することによる代謝アップ
●食事を抜くとカラダが飢餓状態になり、かえって食べ過ぎを招いたり脂肪になりやすくなったりする

等があげられています。

一方で1日1食または2食を習慣とし、朝食を摂らない方もいらっしゃいます。現代人は1日3食だと現代人はカロリーを摂りすぎるといった説があるのも事実です。

気になるそのあたりをカロミル食生活実態調査データで確認してみましょう。

1.調査概要

カロミル利用者0歳~100歳代までの男女のうち、約8,000人のデータを抽出して分析

※対象データ期間:2018年1月1日~12月31日

<対象者の男女内訳>

男性 3,239人
女性 5,209人
合計 8,448人

2.朝食摂取実態

まずは全体のデータで確認してみましょう。

朝食摂取頻度の表し方については以下の通りです。

●朝食を一度も登録していない場合は0(ゼロ)
●朝食を毎日登録している場合は100

として表します。

たとえば、「10-20%」という頻度は、10%以上20%未満の摂取頻度を表します。

「100-110%」では、100%以上110%未満の摂取頻度ということで、毎日常に朝食を摂っている利用者が当てはまります。

表1.全対象者の朝食頻度別の人数内訳

10_img01(2018カロミル食生活実態調査より 対象者8,445人)

表1を見ると、80%以上の朝食頻度の利用者が8割を超えていることがわかります。日本人の大半が朝食をほぼ毎日摂取しているということですね。それではもう少し詳細を分析してみましょう。

年代別男女別に朝食摂取頻度をグラフにしました。その際、0~9歳代および70歳以上ではデータがごく少数であったため、このグラフに関してはデータ対象から外しています。

10_graph01グラフ1.年代別男女別 朝食摂取頻度グラフ(2018カロミル食生活実態調査より)

10_graph02グラフ2.年代別男女別 朝食摂取頻度グラフ(2018カロミル食生活実態調査より)

年代が上がるほど朝食摂取頻度が高く、それは男女ともに同傾向にあります。少数のため除外した70歳代以上のデータを見ると朝食摂取頻度が80%以上のみで全員がほぼ毎日朝食を摂っていると言えます。

●朝食を摂る習慣がついている
●健康維持には朝食を摂るべきだという価値観を持っている
●だんだんと起床時刻が早まるため、生活のリズムをつける意味でも朝食を摂っている

などが背景として考えられます。

10代・20代では朝食摂取頻度が低めですが、

●体型を気にする年頃で、食事摂取カロリーそのものを減らしている
●夜更かしすることが多いため、時間的または体調により朝食を摂れない

といった状況が想定されます。

それでは、実際に朝食摂取頻度と体重減少についてはどのような関連があるのでしょうか。
今回は食事記録50日以上のデータを対象としています。

 

表2.朝食摂取頻度ごとの体重減少データ
朝食摂取頻度 体重減少
朝食を全くとらない人(朝食摂取頻度10%以下) 0.79kg/月
3日に一度以下 0.69kg/月
2日に1日以上は朝食を摂っている人 0.61kg/月
ほぼ毎日朝食を摂っている人 0.54kg/月

(2018カロミル食生活実態調査より)

今回、カロミル食生活実態調査では朝食摂取頻度が10%以下の“ほとんど朝食を摂らない”人の体重減少値が最も大きいという結果となりました。しかも朝食摂取頻度が低くなるにつれて体重減少値は大きくなるという傾向が出ています。

もちろん、数値データのみですので体脂肪が減ったのか、筋肉量が減ったのかは不明ですし、データの差も小さく有意差があるとは言えません。また、健康維持というのは必ずしも体重減少を良しとするものでもありません。

したがって、カロミル食生活実態調査として結論を出すには更なるデータ分析が必要と判断しました。

引き続きデータの収集分析を継続してまいります。

データの算出方法

AIが食事を数値化する栄養管理・ダイエットアプリ「カロミル」のデータを元に算出しました。

※このデータは同一人物の複数回数入力を含みます。

カロミルは、カロリーのみでなく、糖質やたんぱく質の管理ができるようになっていますので、ロカボ・ダイエットや糖質制限にもご活用いただいています。

また、塩分や食物繊維の計算・記録もできますので、ダイエットのみならず、栄養バランス管理で健康管理にお役立ていただいています。