不足しがちな食物繊維、ダイエッターはどの程度摂取できているのか

「カロミル」のユーザーは、健康や美容に意識が高い方々です。食材そのもののチョイスや栄養バランスにも気を配っていると思いますが、実態はどうでしょうか。

今回は、現代の日本人に不足しがちな「食物繊維」の摂取実態を調べてみました。
利用データ:カロミル食生活実態調査 2018年
  • <調査結果の要約>
    ・2018年、1年間の間食摂取状況を調査
    健康や美容に意識の高いかたでも食物繊維は不足しがちな傾向
    ・食物繊維が豊富な食材でよく食べられているのは「納豆」が1位

 

 

カロミル利用者の食物繊維の摂取実態

まずはカロミルユーザーの登録データから2018年、1年間の食物繊維摂取状況を見てみましょう。

 

表1.カロミルユーザーの食物繊維摂取状況:男女別 (2018年 年間平均1人1日あたりの摂取量)

性別 日本人の摂取基準量
(20~60代)
摂取量(g) 摂取基準量との差異(g) ユーザー数
男性 20g 13.5 ▲ 6.5 3,458
女性 18g 12.7 ▲ 5.3 5,312

2018カロミル食生活実態調査データ 食物繊維摂取状況篇(ユーザーのうち20代~60代男女を対象)
※厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015年版」データより

 

1.は男女別の摂取状況です。

厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015年版」によると、日本人の2060代が1日に摂取したい食物繊維の基準量は
1人1日あたり男性20g 女性18g
となっています。

それに対してカロミルユーザーは男女ともに56g不足しているという結果となりました。

表2.厚生労働省 平成29年「国民健康・栄養調査」による日本人の食物繊維摂取状況

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厚生労働省「平成29年 国民健康・栄養調査結果の概要」より 表はカロミル食生活実態調査が編集

2.では厚生労働省の「平成29年 国民健康・栄養調査結果の概要」から日本人の1人1日あたりの食物繊維平均摂取量を表にまとめてみました。

こちらの調査でも男女ともに全ての年代で基準量に対して摂取量が不足しています。そして、摂取量は年代ごとに大きな差があり、男女ともに20代の摂取量が少なく、年代が上がるごとに摂取量が増えているという特徴があります。

それではカロミルユーザーでも男女別・年代別に見てみましょう。

 

表3.カロミルユーザー男女別・年代別の食物繊維摂取状況2018年間平均11日あたり)

<男性>

年代 摂取量(g) 摂取基準量との差異(g) ユーザー数
20代 13.1 ▲ 6.9 983
30代 13.8 ▲ 6.2 960
40代 13.7 ▲ 6.3 839
50代 13.6 ▲ 6.4 424
60代 13.3 ▲ 6.7

112

 

<女性>
年代 摂取量(g) 摂取基準量との差異(g) ユーザー数
20代 12.5 ▲ 5.5 2,009
30代 13.1 ▲ 4.9 1,341
40代 13.1 ▲ 4.9 1,051
50代 12.4 ▲ 5.6 393
60代 12.4 ▲ 5.6

65

2018カロミル食生活実態調査データ 食物繊維摂取状況篇(ユーザーのうち20代~60代男女を対象)
※厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015年版」データより

 

カロミルユーザーの摂取状況を前述の厚生労働省「平成29年 国民健康・栄養調査」と比較してみると、“男女ともに年代ごとの摂取量にほとんど差がない“ことが大きな特徴として挙げられます。

また、カロミルユーザーでは年代が上がるほど摂取量が減る傾向があり、「国民健康・栄養調査結果」と比較すると5060代ほど摂取量が低く、差異も大きくなっていることも特徴的です。

こうした特徴の背景としては、健康や美容・ダイエットを意識しているカロミルユーザーは全体的に食事量を控える傾向があることと関連がありそうです。また、年代の高いカロミルユーザーほど食事や運動に関する自己管理の意識が高く、食事量を控えていたり、高たんぱくの食事内容を心がけていたりする傾向もあるため、食物繊維は相対的に摂取量が減ってしまうのかもしれません。


カロミルユーザー食事記録メニューの食物繊維含有量ランキング!

カロミルユーザーが登録している食事記録のなかで、
・料理ではなく食材で記録されているデータの食物繊維含有量
・登録ユーザー数の多い順
を一覧にしました。

 

表4.カロミルユーザーの食事記録のうち登録ユーザーの多い食材(対象期間:20181/112/31)

順位 メニュー 食物繊維含有量(g) 登録
ユーザー数
登録回数
1位 納豆 3.4 28,339 47,168
2位 アボカド1/2個 7.4 6,725 26,377
3位 緑豆もやし 3.3 6,054 29,710
4位 えのき茸 100g値 3.9 5,083 25,222
5位 ぶなしめじ(食材) 3.3 4,564 16,881
6位 にんじん 人参 1本(150g)値 3.6 4,065 16,880
7位 まいたけ 舞茸 マイタケ 100g値 3.5 3,732 17,073
8位 わかめ(生) 100g値 3.6 3,600 15,010
9位 水菜 100g値 3 3,049 10,895
10位 エリンギ 1パック(90g)値 3.1 2,974 10,465
11位 ぶなしめじ 100g値 (1パックで90~110g) 3.7 2,883 13,401
12位 ブロッコリー(生) 100g値 4.4 2,772 14,432
13位 ゆでとうもろこし 6.9 2,376 5,931
14位 オートミール 100g値 9.4 2,241 25,137
15位 大豆(ゆで) 100g値 6.6 1,660 7,243
16位 乾燥わかめ 100g値 32.7 1,509 7,957
17位 きゃべつ キャベツ (生) 1玉(可食部800g)値 14.4 1,383 5,675
18位 マスカット 4.7 1,377 3,437
19位 おから粉 100g値 45.2 1,366 9,406
20位 アーモンド (いり、無塩) 100g値 11 1,319 5,981

2018カロミル食生活実態調査データ 食物繊維摂取状況篇

 

登録ユーザーでも、登録された回数でも、「納豆」が1位でした。食べごたえもあり、低カロリー高たんぱくの頼もしい食材ですが、常用量(通常1回の食事で摂取する量)で食物繊維が多く含まれる食材としても、「納豆」が1位であり、食物繊維の摂取にも適しています。(50g4.8g)

さすがカロミルユーザー!というところです。
納豆のほかにも、常用量での食物繊維含有量の多い食材としては、

・干しそば(100g4.7g
・おから(100g4.7g
・甘栗(60g4.2g
・インゲン豆(20g4.0g
・とうもろこし(200g4.0g
・オートミール(50g3.8g
・乾燥小豆(20g3.2g

などがあります。

カロミルユーザーの食事記録上位には「そば」や「おから」「インゲン豆」「小豆」などが挙がっていませんが、これらの食材を食事にとり入れることでダイエット効果を高めることにつなげられるかもしれません。

先ほどの表4.で「オートミール」は登録ユーザー数で14位ですが、登録回数では5位となっています。ほぼ毎日食べるようなヘビーユーザーの存在がありそうですね。食物繊維が豊富ということを認識したうえで、毎日の食事にとり入れているとは、こちらもさすがカロミルユーザーです。

まとめ

今回は「食物繊維」という1つの栄養素にしぼって摂取実態に迫りましたが、健康や美容に意識の高いカロミルユーザーでも不足しがちということがわかりました。

食物繊維は小腸での栄養素吸収速度を緩やかにし、食後の血糖値上昇を抑える効果もあります。ダイエットにも疾病予防にも効果的な食物繊維、不足しないようにしっかり摂取したいものです。

データの算出方法

AIが食事を数値化する栄養管理・ダイエットアプリ「カロミル」のデータを元に算出しました。

※このデータは同一人物の複数回数入力を含みます。

カロミルは、カロリーのみでなく、糖質やたんぱく質の管理ができるようになっていますので、ロカボ・ダイエットや糖質制限にもご活用いただいています。

また、塩分や食物繊維の計算・記録もできますので、ダイエットのみならず、栄養バランス管理で健康管理にお役立ていただいています。